TS-830 魔改造

 昨日(4/11日)、7MHzにてJQ2SIX(高橋さん)とQSOにて、TS50SやTS120Vの改造の件について色々な魔改造話がありましたが、小生の手持ちのKenwood製品の中で基本性能の高いリグとしてはTS830Sがあり、それを使って魔改造すると面白いアナログ送信機が造れそうなるイメージが浮かんで来ました。

 早速、倉庫にあるTS830Sを探し出し内部観察をすると基板劣化(基板割れ)等もあまり進んでおらず何とか基板の利用も可能かと思われます。今回の魔改造コンセプトはアナログ・Filterタイプの送信機とアナログPSNを混載(ハイブリッド)する構造としたい希望があります。

1・アナログ・フィルター送信機

2.アナログPSN送信機

 TS830SのIF基板は使わず新規回路を追加(Filter方式/アナログPSN方式の回路を切り替える)構成とする。その後のRF増幅回路部を使って100W出力を目指します。現行のProjectで進んでいるアナログPSNおよびデジタルPSNの片方のアナログPSN回路をこのTS830に組み込めるのでメリットがあります。フィルターについては先般、修理に使った2台のTS870の残り1台内部にある8.83MHz(3.1KHz帯域幅)があり、かなり魅力的なWiFi-SSB化が期待出来ます。TS830Sは455KHz==>8.83MHzの2重Filter構造となっています。実は昨年にJA4HSN(平田さん)からQSPして戴いた455KHzのアナログPSN基板(津村さん基板)がありますのでそれを使いたいが回路構成が古く部品入手性が難しいので断念かも!

<TS830Sが使えない理由>

倉庫に置いていたTS830Sを出して観ると、多少なりホコリ&ゴミはあるものの、なんとか?使えそうな感じがしました。このトランシーバーはIF基板クラークが多数有り、それを改修していたのですが、基板クラークが広がりが進行したので補修を断念した経緯あります。

<TS830S回路構成>CW-Filter(270Hz+500Hz)が魅力的でした。

<内部画像:1980年頃の製造:40年前位の割にはサビがあるもの綺麗>