3.5MHzのSloper-Ant

 先般、7MHzのロータリーダイポールを上げてから3.5MHzバンドにも運用したくなり、すぐ上げられるアンテナとしてはSloper-Antが浮かんで来ました。そこで、早速Sloperアンテナを上げた所、共振周波数3.2MHzとなっていて0.3MHz程度短くする必要がありました。目的共振周波数としては3.5MHz程度を見込んでいましたので予想以外の結果となりましたが無事に調整終了出来ました。

久しぶりに3.5MHzを聴くとどうも、人口ノイズが高く、ノイジーな感じがします。近年の電子機器では各種電源用コンバーターの高効率化に伴い、発信周波数が高くなりアマチュア無線への影響が拡大しており、ノイズが高くなって来ている要因になっていますので、なるべくアンテナを高く上るとかのでノイズ発生源より離す事が必要となっています。Inverted-Veeアンテナの様な両端を下げたアンテナから両端上げたDipoleに変更する事でノイズ低減できたのはF.Bでした。

 小生の家では7MHzのInverted-Veeでは5~6程度ありFull-sizeのDipoleにしてからは受信Sメーターでも1若しくは2程度に収まっているのには驚きました。又、自宅内にはコンピュータ・サーバーなどを含む電子機器関連装置が多数が24時間運用しているので、甚だ電源ノイズ環境が悪くノイズ発生源にもなっている環境下でも改善効果があったのは幸運でした。

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7MHz Full-size Dipole Antenna

 ナガラ製品のTA-351なる4エレメント八木アンテナを上げていたのですが、SWRが悪いので仕方無く地上に下ろしてメンテナンスをする事にしました。そこで当分の間ですが、7MHzのFull-sizeダイポールアンテナを上げてみました。

7MHzのフルサイズ寸法は片側10m(両側:20m)程度となりますが、地上で組み立てて、そのままマストに上げれば良く、簡単に上がりました。今回のロータリー・ダイポールの下に14MHzのFull-sizeダイポールを無給電スタイルでエレメント下にワイヤーをぶら下げる計画にしています。当初は7MHzだけで共振調整をさせた後に14MHzエレメントを追加して行く順序いしていますので、短期間は14MHzにはQRVする事が出来なくなりました。

このFull-sizeダイポールにした理由はこのアンテナとは別に7MHzアンテナ・エレメントを追加して電気的に3.5MHzに共振させたいと目論んでいます。7MHzの場合は2本並列の動作で3.5MHzの場合には7MHzエレメント2本を直列にして切り替える仕組みとしています。

又、今回はマスト頂上に1.8MHz用のMicro-Vertを付ける計画もしていますが、手持ちにコイル材料が無くネット購入する必要があり、若干時間が掛るものと思います。いずれにしても、ローバンドでの1KW免許を申請するための準備としています。

1.8MHz・・・Micro-Vert / 3.5MHz・・・Dip風 / 7MHz・・・Dip / 14-28MHzはTA-351 /50MHz・・・Delta-Loop

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TA-351 アンテナは重かった!!

1.8MHzのスリープアンテナを下ろしてからHF帯(14-28MHz)のコンディション・アップに伴ってビーム・アンテナを上げたいと思っていました。近年になって体力の低下を感じるので大きなアンテナを上げる事は出来ないのですが手持ちの中型アンテナとして持っていたナガラ製のTA-351を上げる事にしました。

このアンテナ重量は25Kg程度あり、以前はタワーの上から一人で簡単に持ち上げていましたが、久しぶりに上がってアンテナを持ち上げると重くて持ち上がりません!!そこで、滑車3個を使って1/3の力で上げれるように工夫して上げる事にしました。ロープ長は長くなるものの予想通りに1/3力で簡単に上げる事が出来ましたが、老人になった体を改めて筋力アップ改造しなくてはと思いはじめました。

このアンテナは20年ばかり上げる事なく地べた近くに放置状態にしていたのですが、導通試験をすると問題無く導通していたので、アンテナ・ジョイントに導電ペーストなどを再ペーストやトップ部の内部クリーニングなどを実施せずに上げてしまいました。たぶん、台風が来るまでの期間しか使わないので、、、と簡単あ気持ちで上げる事にしたのです。。。

 その結果、いざ使ってみると使用目的周波数である14MHzにてSWRが悪いのです。2.5程度と共振はしているのですが、若干共振周波数も低く問題がある事が判明してしまいました。どうもPhase-Line(TA351はHB9CVタイプ)がありその部分に接触不良などがあるようで、その部分の修正が必要のようです。タワーに登り上での作業となると危険性があるので、チェック&修正するには再度、地上まで下ろして作業するしかないようです。そうなると再度マスト上まで上げるだけの元気がありません。仕方なくこの状態での運用をする事にしました。

今回のような事は普段はしないのですが、あまり考えなくて行動した結果でした。別な事を気にしていた事であまり考えて無かった事が原因でした。かなり古くなりアルミパイプ上に異物が付着したりしていて、表面は簡単に削ってはいたのですが、ジョイント部分には導電グリスを塗るので問題ないや!と意識が低下していました。

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1.8MHz 製作容易なアンテナはスリープアンテナ

 先般からのSleeveアンテナの成果を毎晩確認するようにしていますが、受信に関してはかなり改善されている感がします。IC-7300に従来から使っていた27mHフルサイズInverted-Veeや水平に張った40m長のスリーブアンテナ(芯線側を40m水平した場合)でのノイズ・フロアーレベルS9、一方垂直10m+水平30mのスリーブアンテナ)にするとノイズレベルがS5に劇的に下がった事で聴き易くなった事とノイズ内に埋もれていた局が浮かび上がりコールサインなど確認出来るようになった事は驚きであります。

 又、このアンテナ作りは至って簡単で線の長さと同軸の長さだけを寸法通り(目的周波数に設定)にすればSWR=1.1(±25KHz)程度と簡単に下がってくれるので短時間に製作できるメリットもあります。マッチング回路不要なので、コストも下がるし故障要因も少なくなり製作容易なアンテナと言えます。注意としてC.Mフィルターを電気的λ/4長後に入れる必要があります。その後は同軸で送信部へコネクトすればO.Kです。Micro-vertアンテナとの違いは芯線(ラジエータ)がフルサイズでは無く5~6mポールにコイルを追加して短縮しているか否かの違いだけです。小生の場合は電線を短縮すると輻射効率が落ちるのでフルサイズ化しました。

 現在の垂直部10m水平部30m部分を40m垂直にすれば更に垂直成分が増え、打ち上げ角度が下がる事でDX向け特性変化になるものと推察されますが、現実的にこの構造体を建てるのは不可能なので、その部分を短縮化(ローディングコイル)すれば所謂、Micro-Vertアンテナとなるものだと思いますが、実際にどの程度の成果を生むのは実際に作って建てて確認するしかありません。やはり、コイル部にした事での輻射電力の低下は否めず、受信のS/N改善部分を優先した場合に程度使えるかは使っての判断となりそうです。

 今夜、受信&交信出来た1/2/3/7/0エリアほとんど局がS=9の方ばかりで、QRNやQSBがあるものの、すべて明瞭度5で受信できたのは驚きでした。以前は聞こえているもののノイズレベル以下にありコールサインすら確認までは至らなかったと思います。1851KHzで行われていた1,7,9エリア間での交信もほぼ100%の交信内容が分かり、以前の様にコールサインすすら分からない状態は無くなった感じでした。

 いずれにしても、1.8MHz帯の受信構築するのは難しく時間が掛るものだと気づかされました。やなり、にわか素人がするものではない事が分かりました。Hi!

1.8MHzのDXを追っかけている局は謙虚に日々努力していての成果により交信可能となるので小生の様なにわか素人局とは次元が違う事を改めて痛感している所です。イヤ難しい!! 自分もいつの日か無線三昧できる日がくるのだろうか!?とふと思ってしまいました。

 今回の実験・評価は本日で終了しアンテナを下ろす事となりました。又、年末には再度挑戦・調整できばといいなあと思っています。

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JA1JRK Silent Key

 4/17日の日だったか、JA1JRK【谷田部】さんが逝去された情報を友人から聞いてびっくりしました。昔、関東に住んでいた頃から色々とお世話になりました。又、無線の方でも3.5MHz/14MHzにて楽しい交信をして戴いただけに非常に残念でなりません。谷田部さんと言えば国内TOPのDXerでもありながら無線機およびアンテナなど多様な分野で活躍(自作好きで常に技術探求・追及され、ひたすらに邁進された方)された憧れたの最高の先輩でした。ここに謹んでお悔やみ申し上げます。

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Full-size Micro Vert成果

 Full-size Micro Vert(スリーブ・アンテナ)の垂直部追加した事での交信局増加に伴い遠方局の信号が良く聞こえる様になった感じがする。これは以前のスローパー風の水平構造から垂直部分を10m追加・変更した事での特性変化だと思っています。

昨夜も聞こえている局が数局したので片っ端からコールしてReportを貰ったが受信がかなり改善していてほとんど方の信号が明瞭度5で受信出来た。フロアーノイズが5~6程度になっている点が非常に改善された感じがする。そうなると垂直部のみ構造(本来のMicro-Vert)にすると受信レベル(S/N)改善につながる事は間違いなさそうである。ただ、ラジエータ部を短縮する事での送信輻射効率の低下は否めないが受信ノイズフロアーの改善とのトレードオフなのでどちらに重みを持つか?で選択決定される事になりそうです。

 昨夜近場の局(広島県呉市)のの信号レベルが-10dB程度低下する事が分かったが、その反面遠方の局(新潟/福島/富山)の信号レベルアップ(ほぼ全局S9)でコールサインが明確に確認できたのは驚きだった。昨夜は雷のスパイクが発生する中での受信であり、コンディションとして無かった中で交信でした。やはり垂直部を設けた事で打ち上げ角度が低下した事による可能性が考えられます。そうするとやはりMicro-Vertのセオリー通りに短縮のバーチカル風に垂直部のみにすべきなのか!?

こころ残りは本来のMicro-Vertした場合の輻射電力効率がフルサイズ時と短縮時にどの程度のレベル差が発生するするのかを知りたい所です。時間余裕があれば確かめたい所ではありますが、余裕が無く断念せざるを得ない所です。うーん残念!!

電線の長さ寸法図【m】

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Micro-Vert 変形(Full-size)

 先般からMicro-Vertのラジエータ部を水平部40m弱フルサイズにしたいわゆるスリーブアンテナを上げていましたが、ここに来て【縦10m・横30m/給電部15mH】に変更したものを上げてみました。結論から言うとノイズ・レベル(S9⇒S5~6)が下がり1,7エリアの局の信号が明瞭度【QRK-5】で聞こえるようになりました。特に2エリアより北方面の局の信号が上がって来た感じです。まだ、上げたばかりで交信履歴が少ないですが、ノイズレベルが下がったのは垂直部分が追加された影響かも知れません。

これは以前に使っていた3.5MHz-Inverted-Veeを比較しても受信ノイズフロアー【S9⇒S6程度】が改善された感が出て来ました。昨夜交信して戴いた静岡藤枝市の局の信号レベル【S9⇒S9+10dB】が以前より強く聞こえるようになりました。コンディションにて信号レベルが上下しますが、以前のMicro-Vert【スローパー型:水平のみ】よりノイズレベルが下がり聞きやすくなっている点がより効果的な明瞭度向上となっているようです。この運用は19時から21時までの間の時間帯で行っていました。RigはIC-7300で100W運用です。給電部は15mHは共通

 一方、送信レベルについてもQSBで良く分からないとのレポートを受けていましたが、S9程度まで信号が上がっているReportを戴いた。以前のMicro-Vertと比べるとアンテナ・Top高さが15m⇒25mとなり垂直部分も10mに変形した事はこの送受信Report寄与しているもと推察されます。このアンテナはラジアルを張る事無く同軸シールドをラジアルとして利用できるので片側のみの長さのアンテナ構造となり、スペースの省力化に繋がる点と短縮型のものと比較しても高効率なアンテナと言えます。まだ、垂直部を長くした場合の変化や同軸シールドを長くした場合の影響等も評価・実験をしたかったのですが、私事の理由により今季は断念します。来秋のシーズンでのアンテナ製作時の布石として繋がればいいかと思います。

これでMicro-Vert変形Full-size版の評価・実験を終了する事とします。

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Micro-Vert 風に変更しました!

先日、強風によりパンザマスト上に置いていた竹竿が折れてしまい3.5MHzのデルタループを使えなくなりました。そこで、次にあげるアンテナとしてのMicro-Vert風のスリーブアンテナを上げてみました。M.Vとの違いはラジエータをフルサイズにしている点と傾斜にして端末を下げている(Sloper風にマストから低い方へ引っ張っている)構造にしています。

一見、アンテナを観るとマストから40m電線を引っ張っていてダイポールの片側だけの構造となっています。通常のSloperアンテナはマストの高い部分で同軸のシールドをタワーと接続すますが、このアンテナではタワーとは接続しておらず、M.Vアンテナと同郷に同軸シールド線をラジアルとして利用しています。この事でフルサイズのM.Vアンテナになっています。

現在、同調も1.850KHzに取れていてSWR=1.1程度になっています。このアンテナで運用してみてノイズレベルが高く、Sメータで9程度になっていてノイジーなアンテナとなってしまいました。以前の3.5MHzデルタループを使っての1.8MHz運用に比べノイズレベルが高い分聴きづらくなってしまいました。やはり、ラジアルを短縮化&垂直化した方がS/Nが向上する感じがします。いずれにしても、暫定的なアンテナとしての位置づけは変わりありません。

2日間での運用ではInverted-Veeアンテナより-5dB程度落ちる感じがしますが給電部の高さの違い(27mH⇒15mH)がありますのでそれを考慮するとほぼ互角程度と思われます。このアンテナのSWRの帯域も以前のInverted-Veeよりか広い感じがします。本来のショート・ラジエータ+コイル入りの本来のM.Vアンテナにして受信S/Nを上げる方法を取るのか近日中に結果を出したいところです。このアンテナでも1エリアとの交信もできました。もう少し遠方との交信を上げるには、ラジエータ部分を垂直化が効果的かも知れません。10m程度垂直化して残りの電線は水平化して評価・実験を終わる予定にしています。

来週には手術後の定期検査と検診が終わるので現場復帰となり忙しくなりますので、当分の間の無線運用が出来なくなります。ただ、リモート介しての運用は可能なので時折は受信したりして楽しみたいと思います。今回、久しぶりに長い時間、楽しい無線三昧が出来た事は非常に良かったです。

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デルタループの給電方法変更

 現行の3.5MHzのデルタ・ループの給電はトップ給電を実施していて、Qマッチ・セクションを入れてマッチングを取っていましたが、1.8MHzではSWRが高く運用出来ていませんでした。そこで、1.8MHzを含むオールバンドの運用するには整合回路を入れる必要があり、以前にヤフオクで購入していたアンテナチューナー(AH-3)を利用する事にしました。

アンテナ・チューナーを入れた事でアンテナ・1本でオールバンドの運用が可能となり、更に1.8MHzでのローノイズでの運用が出来たのは予想外でした。以前、1.8MHzのフルサイズInverted-Veeを使っていた際の混変調が酷かったのですが、この3.5MHzデルタループを使う事で劇的に低減されてノイズ・レベルがS9から2~3程度まで落ちてS/Nの向上が観られ、すこぶるノイズ・レベル下がった事も嬉しい結果となりました。ただ、フルサイズでは無いので輻射電力は低減されたものの、国内交信で東北以降は難しいもののそれなにりに交信可能なので、このアンテナチューナーを使っての運用は特筆すべき事項となりました。

以前に中古AH-3を購入していたのをすっかり忘れていましたが今回、利用できたのは大変良かったです。移動用に利用できるのではないかと思って購入していましたので、今回この様な利用方法があるとは予想外でした。いずれにしましても、1.8MHz~28MHzまでの利用が可能となったのは大成果となりました。リモート運用、頑張るぞ!!

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Limitting-Amp完成品購入

3月の初めに、JA4XXR(保光)さんから外付け型のLimitting-Amp(制限増幅器)の完成品を購入しました。小生に取っては初めて個人製作した工作品を購入した事になります。使用目的はSDR-3トランシーバー使用時に音声ピークを制限増幅器にて抑えてALCが効かないようにするためです。Limitting-AmpとしてはHandy-Camで使われていたAGC(Mic-Again-Control)Ampを使っていましたがある時にデバイスが破損してしまいその後は使っていませんでした。

 今回購入したものには2-ToneとATTACK/RELEASE-TimeコントロールおよびMic切り替えが付いませんでしたが製作物の見てくれと手作り感が良かったので購入してみました。たぶん、穴あき基板に力仕事で組み上げた力作です。製作するのに長く時間が掛ったものと推察されます。更に回路設計が津村さんだったののも購入理由になりました。

 当初、何も考えずにMIC入力部に制限増幅器出力を入れていたので、IC-7300てAmp-Gain大などあり、RF回り込みが酷く数日間使わないままでいたのですが回路検討すると、増幅器出力をACCより入れる事で適正増幅率/C.M-Filter追加する事で簡単にRF回り込みを無くす事が出来ました。これでSDR-3でも使える様にになりました。

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