昨年の春に1.8MHz用のMicro-Vertの芯線のみFull-SizeにしたSleeve-Antennaを使った経験ではS/Nが良くシンプルである事とダイポール並の飛びだったのと記憶していて、やはり構造的なアドバンテージ(同軸の被覆線をラジアルにしているためにラジアルを別途張る必要がなく短めな同軸を使えるFB)なアンテナだったと意識しています。この構造から他のバンドでも使えるかと思い、今回,7MHzのSleeve(Micro-vert Modfyed)アンテナを実験的に作ってみましたが予想通りでS/Nが良く、更に7MHzのDipoleに比べて海外への飛びも改善された感じでとなり、かなり気に入ってしまいました。1.8MHzに置いても国内でのリポートもInverted-Vと遜色なく飛んでいたので気に入っています。それと小生の場合は1.8MHzにQRVしたいと最新鋭のIC-7300を購入した経緯があり、ダイポール系で悩んでいた混変調も低減出来たりして、かなり手応えがあるアンテナだと感じております。
この季節がらローバンドでの運用は敬遠がちですが、この1.8MHz専用のMicro-Vert変形Sleeve-Antennaを再度上げたくなって来ました。色々と他のアンテナ実験すると別アンテナが欲しくなってしまいますね!!
ところで、小生の無線設備ではパワーが無いのでアンテナ・ゲインを利用して輻射電力が上げる事で人並みレベル化が可能となりますので、現在7MHzアンテナの2エレ固定デルタループ化を行い利得アドバンテージを取れるような実験を計画中しています。現在は梅雨期前と言う事で、雨が多く降る前にアンテナ上げる準備だけしておこうと手持ちの電線切断作業をを行いました。輻射器は以前使っていた7MHzシングル・デルタ-ループ線そのまま利用する予定で、反射器は15%長く切断したワイヤーを準備しました。調整ですが上げてからの調整になると事になるとは思いますが、電線のみの準備は整いました。今回、Ra-Ref間隔は0.15λ=6m強としていますが物理的制約があり最適化はしません。それと、夏本番前、台風が来る前に実験を終了したいと考えています。近々ではありますが、現在使っているロータリー・ダイポールを降ろしてSingle Delta-Loopに変更する予定です。