SB2-LA is there any benefit to repairing it?

 SBE社製のSB2-LA(6JE6*6)リニアアンプのIMDを計測すると、あまりにも悪すぎるので内部を空けて観察すると部品自体の信頼性が悪化していて、コンデンサの絶縁が担保できないレベルになっていた。なんとか動作するもSSBでの運用は厳しすぎると判断しました。

やはり、中古品のリニア購入をする際には特に注意する必要があります。高温環境下で長く置かれた場合には空気循環させる機能を付加したりして、注意する事が必要かと思います。本製品の場合は特にファンなどは一つも付帯されておらす、自然空冷となっていました。この事より部品への熱ダメージ強くあったもので、部品信頼性が落ちて来たものと思われます。

 今後の改善策としては、高圧コンデンサ等の部品を全て交換し、真空管を冷やすためにシロッコファンを取り付ける等の案がありますが、真空管自体も劣化が酷くお金を掛けるメリットがあるか?疑問視するところがあります。

 又、手持ち送信管としてGU-74Bがありますが、本高圧電源トランスの絶縁もあまり良くない事やトランスが低圧である事から特注してもケース大きさ制限等で理想から程遠く魅力を感じなくなってしまいます。更に現行のバリコンなどを含めた出力段に使われている部品は低圧用なので、全て交換する必要があったりで目先真っ暗状態です。このアンプを使ってのSSB運用は難しい状態で運用するとなると低電力でのCW運用しかなさそうです。

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