
WPXのCW-Contestに参加していた途中にてTS870Sトランシーバーの送信出力が低下する不具合が突然に発生しました。当初なにが発生したのか分からなかったのですが、落ち着いて確認してみるとパワーが数ワットになっていたのです。これで応答が無いのか分かりました。アンテナのSWRは問題無かったので、すぐリニア部の問題だと確信しました。
このTS870Sは中古で購入したものですが、以前にFinalの2sc2789を交換した経験があります。参戦中ではありますが、内部アナリシスをやった結果、今回もそのトランジスターかと思ったのですが、その前段にあるドライブ回路にある2SC3133でした。このトランジスターは既にディスコンになっており、部品の供給が出来ないもので、今後どうするか?問題となりそうです。
このTS-870SはCW専用機として購入したものでしたが、WPXコンテストに参加したものの、品質体力なくDownしてしまい、バックアップ用のTS950SDXに変えて参加せざるを得ない状況となっています。更に、このTrcvも既によろよろ状態のものなので、途中で送信停止になるかもと思いながら利用続けています。
やはり、古い機械を使うと安心して使えない事を今回、あらためて経験してしまいました。小生の無線機の中には最新式のメーカ製が無いので、今後使えるものが必要でと痛感しています。現在はほとんどが自作機を利用しており、受信性能はSSB向けに特化した設計になっていて、メーカ製の性能には遠く及びまんので、CW実践機が必要と感じました。