SBE SB2-Linear Amp

 先般、JA6ETS(木村 廣明)さんと交信中に手持ちで持っているSBE社SB-2リニアアンプ(水平偏向出力管:6JE6(6LQ6)を6本も使っている低電力大電流)の話になりました。非常に小型で1kW入力を目標に作られたもののようですが、国産の八重洲無線のFL2500(6KD6&x5)なども同じテレビ球(SWEEP-Tube)を使ったリニア・アンプ(5本)を使っていましたが、このSB-2はそれよりも1本多い6本構成になっている点が珍しいものです。

 このSB-2リニアはSBE社Model-34のTransceiverとを連結して利用するモデルで低価格でのシステムを構築できるものだった様で、球を冷やす空冷ファンなどは何も付いていません!!低価格を売りにしていたのでしょうが、真空管による発熱で寿命が短くなるのは予想が出来るものです。興味本位で購入したものですが、このリニア・アンプをこの状態で使う気にはなりません!!下述する方策を実施して運用できればと思っています。当面はSic-MOSFET製作でいっぱいなので未実施状態となります。

 使うとすれば、電源回路部の電解コンデンサやセラミックコンの交換と空冷ファンを追加する事が最低の補修条件となります。それと、回路図を観てみるとベタコンG.Gでは無くスクリーン・グリッドに電圧が加わっていましたのでGGに変更するのと入力同調回路を入れる事が必要となりそうです。ちなみに、この球は6KD6より熱損失は大きいようです。

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