今年になってアナログ式のPSN送信機:TX-Saturn(JA4GII:光岡さん設計)のジャンク品を入手し何とか動作させる事が出来ました。この送信機は基本設計が高く、使えば使うほどに素晴らしくダイナミックレンジの高い送信機である事を痛感させる送信機です。
このPSN送信機開発は広島市在住のJA4GII光岡さんが設計され、主にAssociate-membersのみ部品供給を受けて各々で製作する方法を取り、組み上げたものになりますが、偶然にも入手する事が出来たものです。当然ながら、本製品は測定器(スペアナ/オシロ)を使える方である程度の電子工作知識がないと製作できないものとなっており、敷居が高い工作技術を持つ必要があります。
入手時は電源関係の問題があり、更に改造されていた部分をDefault化するのに時間が掛かったりで時間は掛かりましたがなんとか動作復帰させる事が出来ました。以前からPSN送信機は製作していましたが、簡単なPSN専用ICを使ったものだったりで、本格的なものとは程遠いものばかりでした。今回の待望のPSN送信機を入手した事によって本格的な1KW送信機が完成可能となりました。
この構想は以前から持っていて、その布石として数年前に入手していた軍用KWT-6改を使っての1KWattの2Stageリニア・アンプで出力可能となりました。このシステムは 0.15Wattsでフルパワー出力出来るシステムとなります。
PSN第1送信機:Saturnを使って1KW出力システムの現実味となってきました。6CL6x2→4CX350Ax3(Collins TRC-75小生が改造)
PSN第2送信機:Plutoを使って1KW出力システムの現実味となってきました。6CL6x2→4CX1500B(自作)
それから、現在進行中のPSN受信機(RX-Staurn基板を基板屋に発注済)を製作中ですので、これを早く完成させて送受信機ともDirect-Conversionスタイルにする事が来年の目標にないそうです。