先日、強風によりパンザマスト上に置いていた竹竿が折れてしまい3.5MHzのデルタループを使えなくなりました。そこで、次にあげるアンテナとしてのMicro-Vert風のスリーブアンテナを上げてみました。M.Vとの違いはラジエータをフルサイズにしている点と傾斜にして端末を下げている(Sloper風にマストから低い方へ引っ張っている)構造にしています。
一見、アンテナを観るとマストから40m電線を引っ張っていてダイポールの片側だけの構造となっています。通常のSloperアンテナはマストの高い部分で同軸のシールドをタワーと接続すますが、このアンテナではタワーとは接続しておらず、M.Vアンテナと同郷に同軸シールド線をラジアルとして利用しています。この事でフルサイズのM.Vアンテナになっています。
現在、同調も1.850KHzに取れていてSWR=1.1程度になっています。このアンテナで運用してみてノイズレベルが高く、Sメータで9程度になっていてノイジーなアンテナとなってしまいました。以前の3.5MHzデルタループを使っての1.8MHz運用に比べノイズレベルが高い分聴きづらくなってしまいました。やはり、ラジアルを短縮化&垂直化した方がS/Nが向上する感じがします。いずれにしても、暫定的なアンテナとしての位置づけは変わりありません。
2日間での運用ではInverted-Veeアンテナより-5dB程度落ちる感じがしますが給電部の高さの違い(27mH⇒15mH)がありますのでそれを考慮するとほぼ互角程度と思われます。このアンテナのSWRの帯域も以前のInverted-Veeよりか広い感じがします。本来のショート・ラジエータ+コイル入りの本来のM.Vアンテナにして受信S/Nを上げる方法を取るのか近日中に結果を出したいところです。このアンテナでも1エリアとの交信もできました。もう少し遠方との交信を上げるには、ラジエータ部分を垂直化が効果的かも知れません。10m程度垂直化して残りの電線は水平化して評価・実験を終わる予定にしています。
来週には手術後の定期検査と検診が終わるので現場復帰となり忙しくなりますので、当分の間の無線運用が出来なくなります。ただ、リモート介しての運用は可能なので時折は受信したりして楽しみたいと思います。今回、久しぶりに長い時間、楽しい無線三昧が出来た事は非常に良かったです。