Micro-Vert 変形(Full-size)

 先般からMicro-Vertのラジエータ部を水平部40m弱フルサイズにしたいわゆるスリーブアンテナを上げていましたが、ここに来て【縦10m・横30m/給電部15mH】に変更したものを上げてみました。結論から言うとノイズ・レベル(S9⇒S5~6)が下がり1,7エリアの局の信号が明瞭度【QRK-5】で聞こえるようになりました。特に2エリアより北方面の局の信号が上がって来た感じです。まだ、上げたばかりで交信履歴が少ないですが、ノイズレベルが下がったのは垂直部分が追加された影響かも知れません。

これは以前に使っていた3.5MHz-Inverted-Veeを比較しても受信ノイズフロアー【S9⇒S6程度】が改善された感が出て来ました。昨夜交信して戴いた静岡藤枝市の局の信号レベル【S9⇒S9+10dB】が以前より強く聞こえるようになりました。コンディションにて信号レベルが上下しますが、以前のMicro-Vert【スローパー型:水平のみ】よりノイズレベルが下がり聞きやすくなっている点がより効果的な明瞭度向上となっているようです。この運用は19時から21時までの間の時間帯で行っていました。RigはIC-7300で100W運用です。給電部は15mHは共通

 一方、送信レベルについてもQSBで良く分からないとのレポートを受けていましたが、S9程度まで信号が上がっているReportを戴いた。以前のMicro-Vertと比べるとアンテナ・Top高さが15m⇒25mとなり垂直部分も10mに変形した事はこの送受信Report寄与しているもと推察されます。このアンテナはラジアルを張る事無く同軸シールドをラジアルとして利用できるので片側のみの長さのアンテナ構造となり、スペースの省力化に繋がる点と短縮型のものと比較しても高効率なアンテナと言えます。まだ、垂直部を長くした場合の変化や同軸シールドを長くした場合の影響等も評価・実験をしたかったのですが、私事の理由により今季は断念します。来秋のシーズンでのアンテナ製作時の布石として繋がればいいかと思います。

これでMicro-Vert変形Full-size版の評価・実験を終了する事とします。

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