1.8MHz 製作容易なアンテナはスリープアンテナ

 先般からのSleeveアンテナの成果を毎晩確認するようにしていますが、受信に関してはかなり改善されている感がします。IC-7300に従来から使っていた27mHフルサイズInverted-Veeや水平に張った40m長のスリーブアンテナ(芯線側を40m水平した場合)でのノイズ・フロアーレベルS9、一方垂直10m+水平30mのスリーブアンテナ)にするとノイズレベルがS5に劇的に下がった事で聴き易くなった事とノイズ内に埋もれていた局が浮かび上がりコールサインなど確認出来るようになった事は驚きであります。

 又、このアンテナ作りは至って簡単で線の長さと同軸の長さだけを寸法通り(目的周波数に設定)にすればSWR=1.1(±25KHz)程度と簡単に下がってくれるので短時間に製作できるメリットもあります。マッチング回路不要なので、コストも下がるし故障要因も少なくなり製作容易なアンテナと言えます。注意としてC.Mフィルターを電気的λ/4長後に入れる必要があります。その後は同軸で送信部へコネクトすればO.Kです。Micro-vertアンテナとの違いは芯線(ラジエータ)がフルサイズでは無く5~6mポールにコイルを追加して短縮しているか否かの違いだけです。小生の場合は電線を短縮すると輻射効率が落ちるのでフルサイズ化しました。

 現在の垂直部10m水平部30m部分を40m垂直にすれば更に垂直成分が増え、打ち上げ角度が下がる事でDX向け特性変化になるものと推察されますが、現実的にこの構造体を建てるのは不可能なので、その部分を短縮化(ローディングコイル)すれば所謂、Micro-Vertアンテナとなるものだと思いますが、実際にどの程度の成果を生むのは実際に作って建てて確認するしかありません。やはり、コイル部にした事での輻射電力の低下は否めず、受信のS/N改善部分を優先した場合に程度使えるかは使っての判断となりそうです。

 今夜、受信&交信出来た1/2/3/7/0エリアほとんど局がS=9の方ばかりで、QRNやQSBがあるものの、すべて明瞭度5で受信できたのは驚きでした。以前は聞こえているもののノイズレベル以下にありコールサインすら確認までは至らなかったと思います。1851KHzで行われていた1,7,9エリア間での交信もほぼ100%の交信内容が分かり、以前の様にコールサインすすら分からない状態は無くなった感じでした。

 いずれにしても、1.8MHz帯の受信構築するのは難しく時間が掛るものだと気づかされました。やなり、にわか素人がするものではない事が分かりました。Hi!

1.8MHzのDXを追っかけている局は謙虚に日々努力していての成果により交信可能となるので小生の様なにわか素人局とは次元が違う事を改めて痛感している所です。イヤ難しい!! 自分もいつの日か無線三昧できる日がくるのだろうか!?とふと思ってしまいました。

 今回の実験・評価は本日で終了しアンテナを下ろす事となりました。又、年末には再度挑戦・調整できばといいなあと思っています。

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