1.8MHzのスリープアンテナを下ろしてからHF帯(14-28MHz)のコンディション・アップに伴ってビーム・アンテナを上げたいと思っていました。近年になって体力の低下を感じるので大きなアンテナを上げる事は出来ないのですが手持ちの中型アンテナとして持っていたナガラ製のTA-351を上げる事にしました。
このアンテナ重量は25Kg程度あり、以前はタワーの上から一人で簡単に持ち上げていましたが、久しぶりに上がってアンテナを持ち上げると重くて持ち上がりません!!そこで、滑車3個を使って1/3の力で上げれるように工夫して上げる事にしました。ロープ長は長くなるものの予想通りに1/3力で簡単に上げる事が出来ましたが、老人になった体を改めて筋力アップ改造しなくてはと思いはじめました。
このアンテナは20年ばかり上げる事なく地べた近くに放置状態にしていたのですが、導通試験をすると問題無く導通していたので、アンテナ・ジョイントに導電ペーストなどを再ペーストやトップ部の内部クリーニングなどを実施せずに上げてしまいました。たぶん、台風が来るまでの期間しか使わないので、、、と簡単あ気持ちで上げる事にしたのです。。。
その結果、いざ使ってみると使用目的周波数である14MHzにてSWRが悪いのです。2.5程度と共振はしているのですが、若干共振周波数も低く問題がある事が判明してしまいました。どうもPhase-Line(TA351はHB9CVタイプ)がありその部分に接触不良などがあるようで、その部分の修正が必要のようです。タワーに登り上での作業となると危険性があるので、チェック&修正するには再度、地上まで下ろして作業するしかないようです。そうなると再度マスト上まで上げるだけの元気がありません。仕方なくこの状態での運用をする事にしました。
今回のような事は普段はしないのですが、あまり考えなくて行動した結果でした。別な事を気にしていた事であまり考えて無かった事が原因でした。かなり古くなりアルミパイプ上に異物が付着したりしていて、表面は簡単に削ってはいたのですが、ジョイント部分には導電グリスを塗るので問題ないや!と意識が低下していました。