TRIO(KENWOOD) TL-922 Repair

 1980年頃?TS830と一緒に購入したTRIO製のTL922(電源入らず不具合)を修理を行っていますが、何せ古い製品のために絶縁が担保されているか?5KVメガを使って高圧パーツの絶縁試験した所、異常は発見されませんでした。ただ、昨年の10月の検査までは正常に動作していたのに!!

そこで、長い時間放置されていた内部観察してみると。かなり古くホコリが充満しており、さらにメッキの変色などあり、出来る範囲でクリーニングを行いまいした。内部のチェックを行った所、ダイオード、コンデンサおよびSwitch等が故障しておりその結果、不具合に至ったようです。交換後は問題なく電源も入り、その後に3-500Zの真空管を挿入した後、ヒーターもほんのりと点灯しましたのでその状態でのエージングを実施しているところです。まだエージング中なのでBIASは入れておらず、正常動作するかはまで不明です。

左写真の3-500Zなど、ホコリをかぶっていて掃除などを使いクリーニングを行いました。タンク回路には蜘蛛の巣がありその除去など予想以上の時間が掛かってしまいました。このTL-922は高圧電源トランスが小さいので非常にコンパクトで更にアルミダイキャストなど使ってある気品があるリニア・アンプだと思います。

外から見てみると基本的にはRFブロック以外は綺麗でした。電源部などはオリジナル回路になっており、改造などされていない状態になっています。古いので色々な改造キットなどありますが、基本的にはオリジナル状態にして置きますが、その後に変更する事になりそうです。

3-500Zをクリーニングすると綺麗なガラス面が現れ気品が出てきました。やはりガラズの送信管はいいですね!!近年、すっかりセラミック管が多かったのでここに来てほんのりと輝くヒーターを見ると昔を思い出しました。かって福岡空港(旧板付飛行場)で米軍が使っていたジャンク送信機450TH(5T31)を使ったのAM送信機や5P70を使っていた懐かしい頃を思い出した。その中でも高圧トランスが素晴らしく良かった!!

ほんのりと点灯した3-500Zは綺麗だ!!

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