米国SBE社製のLinear-Amp SB2-LAを入手しましたが、送信管はテレビ水平出力管として使われていた6LQ6(6JE6)を6本も使うものですが、印加プレート電圧は800Vの低圧で1KW入力なる化け物です。所謂、低電圧、高電流のG.K入力スタイルのリニア・アンプとなっています。
このリニア・アンプの問題は製造から長く経っている事で、コンデンサーの容量抜け不具合により、リップルも大きく更にレギュレーションも悪いので、電解コンデンサの交換が絶対必要です。それとクーリングファンが無い事での熱問題があり、ケース上部にシロッコファン等を追加する必要があります。
いずれにしても、すぐでの運用は出来ず、部品注文と交換し追加工事をする事になりますが、コスパが良いので利用価値はあるかと思われます。それと機械が古い事は真空管も古く、球の品質状況が分かりませんので専用の試験治具を作り、特性調査して確認する必要があります。今回は6LQ6球専用の真空管試験機を製作するつもりです。色々と脱線しながら作り上げるのが楽しいところでしょうか!!